ガラガラガラ
「坂口!大丈夫か?!」
大きな扉を開ける音と
大きな矢野の声が
医務室に響き渡る。
「え...」
「あ...」
扉を開けたままの姿勢の矢野と
先生に手を伸ばした状態の俺が
静止したまま視線が交わる。
「なんか、悪かった。」
「違う違う違う違う。」
そう言って扉を閉めようとする矢野を
必死に引き留める。
「いや、しょうがないと思うぜ。
本能っていうか。な。」
「『な。』じゃない!『な。』じゃない!」
「けん、どうしたの?」
後ろから長野が顔を出す。
「んん。」
目の前の先生が目を覚ます。
「すいません。先生。
起こしてしまって。」
寝起きの頭で
やっと状況を理解したらしい先生は慌てだした。
「ごめん。私、寝ちゃったんだ…」
「いや、全然。
むしろ、起こしてすいません。」
「ごめんね。
坂口君が寝なきゃいけないのに。」
「いや、ホント俺は元気なんで。」
先生と話せてうれしと思いつつ、
入り口で矢野が長野に耳打ちで流してる情報は
きっと、絶対、
間違ってないけど、間違ってる。
「坂口!大丈夫か?!」
大きな扉を開ける音と
大きな矢野の声が
医務室に響き渡る。
「え...」
「あ...」
扉を開けたままの姿勢の矢野と
先生に手を伸ばした状態の俺が
静止したまま視線が交わる。
「なんか、悪かった。」
「違う違う違う違う。」
そう言って扉を閉めようとする矢野を
必死に引き留める。
「いや、しょうがないと思うぜ。
本能っていうか。な。」
「『な。』じゃない!『な。』じゃない!」
「けん、どうしたの?」
後ろから長野が顔を出す。
「んん。」
目の前の先生が目を覚ます。
「すいません。先生。
起こしてしまって。」
寝起きの頭で
やっと状況を理解したらしい先生は慌てだした。
「ごめん。私、寝ちゃったんだ…」
「いや、全然。
むしろ、起こしてすいません。」
「ごめんね。
坂口君が寝なきゃいけないのに。」
「いや、ホント俺は元気なんで。」
先生と話せてうれしと思いつつ、
入り口で矢野が長野に耳打ちで流してる情報は
きっと、絶対、
間違ってないけど、間違ってる。
