大好きだから、幸せになって。

「坂口、
1人で大丈夫なのか?」
「いや、
俺のこといくつだと思ってるんですか?!」

小学生をなだめる様な口調で言う先生に
俺は全力で突っ込む。

「んー。小3くらい?」
「ひどっ!」

「冗談。冗談。

ただ、俺も昔、
肉離れしたことがあってさ、

すごく痛かった思い出があるから、
なんかほっとけなくてな。」

「まあ、正直、
すげー痛いですけど。

別に先生いなくても
一人で泣いたりとかしませんよ。

競技場の窓口の人はいるわけだし、
親も19時位には迎えに来るんでしょ。」

「まあ、それもそうか。

親御さんにも連絡はしてある。
坂口が言った通り、
仕事の後、19時位に来てくださるそうだ。」

藤村先生は心配性だな。

まあ、そういうとこが
かっこいいんだろうけど。