大好きだから、幸せになって。

うう…

ゆっくりと目を開けて、周りを見ると、
部員全員が心配そうな顔で俺を見ていた。
「坂口先生」
「先輩」
「坂口」
「坂口くん」
部員達が口々に俺の名前を呼ぶ。

心配かけたんだな…
と、反省しつつ、
その中に橋本先生がいる!
って、動こうとした瞬間に

ズキズキ
足に激しい痛みが走った。

「うっ。」

俺は右の太ももを抑えて、痛みが落ち着くのを待つ。

「大丈夫か?
まだ、動くなよ。」

藤村先生の優しい声が頭の上から降ってきた。