大好きだから、幸せになって。

俺は一気に
体温が上がるのを感じる。

なに、
先生の前で
真っ赤になってんだ俺。

そんな俺の心を
見透かしたように先生が言う。

「なに、
俺の彼女に声かけられて、
赤くなってるのかな?

坂口~。」

「いや、そういうつもりじゃ。」
と言いながら、
まんまそういうつもりなのだが。

「先生、坂口君いじめない。」
「はい。」

菅野先輩には
どんだけ素直なんだよ。
ペットみたいになってるよ先生。

なんてことを考えてたら、
自然と口元が緩み、
吹き出してしまう。

「っぶはっ!
先生面白すぎ!」

「笑うな坂口ー」
そう言って、
先生は俺の髪をくしゃくしゃにする。

「ちょ、やめてくださいよ先生。」

この時、俺はすごく久しぶりに
先生と(会話)ができた気がした。