__朝。



相変わらず眠れなかった。



寝るとどうしても思い出してしまうからだ。




_まあ良いか、今日から学校って言われたし。




用意されていた制服に着替えれば朝御飯も食べず家を出て。




「__行ってきます。」





誰もいない家に消えていった言葉。





_数十分歩けば今日から通う高校が見え。




....想像していたのと違う。凄い綺麗。




ぼんやりと校舎を見ているとチャイムが鳴り。




「__?!やばいです。早く行かないと桃野さんが怒ってる!」





そう呟けば小走りで理事長室を目指して。