立ち上がった彼女は亜季ちゃんの前まで行き今日は授業にでないと。



亜季さん、愛斗さんと呼んでいる彼女は知り合いなのだろうか。



教室出て行ってしまった彼女の後ろ姿を確認すれば亜季ちゃんを見詰めて




昴)「なあ、亜季ちゃん。早瀬桃っていう女とは知り合いなのか。」



亜季)「知り合いよりもっと深い関係だ、俺と愛斗と桃は。」



雅)「知り合いより深い関係..家族、ですか?」



亜季)「家族、だったら良いな。今日9年振りに会ったんだよ。」



朝陽)「9年振り?そんなに会ってなかったの?」



亜季)「鳴呼、桃が俺等の前から逃げてからな...あ。」



亜季ちゃんは言ってしまった、って顔をしていたが俺等は其処まで鈍くはない。



奏)「...逃げたってなんだ。」



亜季)「逃げた理由は...彼奴から聞いてくれ。多分話してくれないだろうけど。」



梓)「じゃあ、聞きに行こか。後で。なあ、取り敢えず屋上行って話合いしようや。」





梓がそう提案すれば俺等は立ち上がり亜季ちゃんに言い教室を出て行き。