俺達は双龍。此の土地に居る奴等は絶対の俺等を知っていると思っていた。



_今日までは。




今日も相変わらず朝陽が寝坊して遅刻。これは何時も通り。



_ガラガラ。



何時も通り同じ言葉を言えば亜季ちゃんから返って来た言葉は同じだったが「転校生」が来ていると言い、指を指す方を一斉に見てみると見知らぬ女。



此奴も其の辺に居る女と同じだろ。



そう考えながら席に座れば隣の女に名前は聞いたが..




「...人に聞く前に貴方から言ったらどうでしょうか?常識有りませんね、貴方。」





無表情でこんな俺等にこんな態度を取れる奴はそう居ねェ。





つい面白くなって笑えばクラス中、そして双龍の奴等が驚いた表情をしながら俺を見ていて。




其れはそうだろう、俺は滅多に笑うことは無いからな。




俺が名前を告げれば各自に名前を告げて、彼女の言葉を聞けば驚いた。




俺等双龍と関わりたくないとはっきり初めて言われた為ぽかん、としてしまい。