もう面影なんて探さない

蒼空side

「海だぁーー!!!」

今は海。4人で来ている。

あれだけ心待ちにしてたのに… なぜか俺の心ははれない。

その原因は分かってる。   

夏恋だ……。

あの日、一筋の涙を流した夏恋。

どーしたのかと問おうとすると   

下手な言い訳をする夏恋。

まるで、それ以上ふみこんでくるなと俺を拒むように…。

俺はあいつに何をしてやれる?

あいつの支えになりたい。

でも…無理なのか?

夏恋のばかやろう。

俺を頼れって。

どうせお前は遙香ってやつにも言ってないんだろ?

ひとりで抱え込もうとしてるとバレバレなんだよあほ。

俺がお前の支えになる…ためには、もっと距離を縮めないとダメだよな。

俺は…お前にもっと近づきたい。