もう面影なんて探さない

「蒼空ー!! どーだった?」

駆け寄ってくるりつ。

「おぅ。大丈夫だってさ。」

「よっしゃぁぁ!!」

りつ…声大きすぎ…。

「で? どこ行きたい?」

俺は昨日の夜ずっと考えてたけど、思いつかなかった。

「海!! それか、プール!」

は…? りつ、それ正気かよ!!

海とかプールとか付き合ってもないのに無理だろっ!!

「さすがに…それは無理じゃね?」

「えー!! 夏はやっぱ涼しいところでしょ!! プールより海だなっ!!」

ちょっ…!! 勝手に話すすめてくなって。

海…夏恋たちはいいのか?

俺はいいけど…。

隣では海だ海だと騒いでるりつ。

夏恋たちに聞いてみるしかないか。

ブーブー

いきなり鳴るバイブ音。

……俺の携帯だ。

見てみると…夏恋からだった。

まじで!?

『今日の放課後時間ある? もし無理だったらお昼の時間でもいいけど…。どこに行くか4人で集まって決めた方がいいかなって思ってさ。』

そんな内容だった。

放課後…今日は部活休みだから、

放課後でいっか。

一応りつにも聞いてみる。

答えはもちろんOK。

りつが断るわけないもんな(笑)

『いいよ。放課後集まろっか。』

そう返すとすぐにバイブ音がなった。

夏恋からの返信? はやくね?

見てみると

『どこに集まる?』

あ、そっか。それ重要だよな。

「りつー! どこに集まる?」

「あー…蒼空の家でよくね?」

俺の家かよ。まぁいいけど。

『じゃあ、俺の家でいい? 校門に集合して4人で歩いてけばいいし。俺の家近いしさ。』

部屋片づいてたかな?やべぇな。

メールを送ると夏恋からの返事はOK。

やべぇ、超楽しみ。

その日の授業もまた頭に入ってこなかった…。