夏恋side

あの時はそう…ただ元カレに似てる、そう
思っただけだった。

特別な感情なんて抱くわけないって思ってた。

「はぁ、テストだるぅ」

私は親友の遙香といつも通りの日常を過ごしていた。

今日は、テストの日。

入学早々テストなんかやらないでよ…。

「でも!! テスト終わったらすぐ帰れるんだ
よっ!!遊ぼうね!」

遙香は元気よく私にそう話しかけた。

親友の遙香はとにかく元気がよく、クラスのリーダー的存在でとても頼りになる。

私は親友である遙香を誇りに思っている。

「そーだね、せっかくはやく帰れるんだも
ん、遊ばないとねっ!!」 

私はこの時運命の出会いが私を待ってるな
んて想像もしてなかったんだ…。