えーっと…視聴覚室…視聴覚室っと…
あった!!
やっとの思いで視聴覚室を見つけ出した私。
もー、入学したてなんだから、場所分かるわけないでしょ。せんせーのバカ!!
まぁ、いいや。はいろーっと。
「失礼しまー…!?」
バタバタ ドタッ!!
いったぁ。何が起こったの?
いつの間にか床に手をついてる私。
恐る恐る前を見てみると…なっ…!!
あの蒼空っていう人だ!!
「ごめん! あいつが押してきて…おい!! りつ!! なにやってんだよ、あほ!! あの…怪我はないですか?」
「え?あ…大丈夫ですよ!! こちらこそ前をあまり見てなくて…私の不注意が原因です。ごめんなさい!!」
「いやいや!! こっちが悪いよ。おい!!りつ!!」
「ごめんなぁ。大丈夫?怪我あったら保健室連れてくよ?」
りつっていう人が申し訳なさそうに謝ってくる。
「大丈夫ですよ!! 怪我はないんで!! そちらこそ大丈夫でしたか?」
「大丈夫大丈夫!! あ、俺はりつきって言うんだ。あいつ…蒼空からはりつって呼ばれてるけどな(笑)」
「りつき…さんですね、よろしくお願いします。」
「はぁ…やっぱ遠山さん可愛いなぁ。ねぇ、夏恋ちゃんってよんでもいい?」
「はぁ…いいですけど…」
「おい、りつ!! 困ってんだろ。ごめんな、ほんと。俺は振端 蒼空。これからよろしくな。」
噂通りカッコいい…。しかも…やっぱり笙麻に似てる…。
「はい、振端くんよろしくお願いします。」
「蒼空でいいよ?名字とか分かりにくいし。呼び捨てで全然OKです。」
「じゃあ…蒼空…よろしく。」
蒼空がニコッと笑う。
やめて…笑わないで…笙麻の笑顔を思い出してしまうから。
忘れたいのに、忘れられない笙麻の記憶が鮮明に蘇ってきてしまうから。
「もう…大丈夫なので。席着きましょう。」
笙麻のことを思い出すのはあまりにもツラかったから…
私はそう言って蒼空から逃げた。
蒼空はキケン…見るだけで笙麻の記憶が戻ってきてしまう…。
あまり関わらないようにしないと…。
あった!!
やっとの思いで視聴覚室を見つけ出した私。
もー、入学したてなんだから、場所分かるわけないでしょ。せんせーのバカ!!
まぁ、いいや。はいろーっと。
「失礼しまー…!?」
バタバタ ドタッ!!
いったぁ。何が起こったの?
いつの間にか床に手をついてる私。
恐る恐る前を見てみると…なっ…!!
あの蒼空っていう人だ!!
「ごめん! あいつが押してきて…おい!! りつ!! なにやってんだよ、あほ!! あの…怪我はないですか?」
「え?あ…大丈夫ですよ!! こちらこそ前をあまり見てなくて…私の不注意が原因です。ごめんなさい!!」
「いやいや!! こっちが悪いよ。おい!!りつ!!」
「ごめんなぁ。大丈夫?怪我あったら保健室連れてくよ?」
りつっていう人が申し訳なさそうに謝ってくる。
「大丈夫ですよ!! 怪我はないんで!! そちらこそ大丈夫でしたか?」
「大丈夫大丈夫!! あ、俺はりつきって言うんだ。あいつ…蒼空からはりつって呼ばれてるけどな(笑)」
「りつき…さんですね、よろしくお願いします。」
「はぁ…やっぱ遠山さん可愛いなぁ。ねぇ、夏恋ちゃんってよんでもいい?」
「はぁ…いいですけど…」
「おい、りつ!! 困ってんだろ。ごめんな、ほんと。俺は振端 蒼空。これからよろしくな。」
噂通りカッコいい…。しかも…やっぱり笙麻に似てる…。
「はい、振端くんよろしくお願いします。」
「蒼空でいいよ?名字とか分かりにくいし。呼び捨てで全然OKです。」
「じゃあ…蒼空…よろしく。」
蒼空がニコッと笑う。
やめて…笑わないで…笙麻の笑顔を思い出してしまうから。
忘れたいのに、忘れられない笙麻の記憶が鮮明に蘇ってきてしまうから。
「もう…大丈夫なので。席着きましょう。」
笙麻のことを思い出すのはあまりにもツラかったから…
私はそう言って蒼空から逃げた。
蒼空はキケン…見るだけで笙麻の記憶が戻ってきてしまう…。
あまり関わらないようにしないと…。

