『なつかしい』 はるくんはそう言って笑ってくれた。 その目元が少しだけ赤く腫れていることに気付いた。 はるくんもたくさん泣いたんだろうな。 悔しかったんだろうな。 甲子園出場が決まって、仲間と一緒に頂点に立つことがいつしか夢になっていたから。 その仲間ともう一緒に頂点を目指すことはないんだもん。