「ふざけんな。沙希。俺はけして彼女が欲しいわけではない。まして、欲求不満でもない。つか、彼女いらん。」



「おい!沙希に対してふざけんなとかいうなっ!」



「やめてぇ♡私の為に喧嘩はしないで♡」



「だから、俺は、彼女なんかいらねーって!」




キーンコーンカーンコーン


「あ。なった。」



「一緒にいこうぜ?沙希♡」



「喜んで♡ふふっ♡…今、姫様ぽくなかった?」


うふふふふ♡♡♡♡
あはははは♡♡♡♡




…………。あいつら●ねっ!



ん?
だれだ?あいつ。



正門の前で何してんだ?
私のことずっとみてるし。迷子か?
………………プッ。



あ、こっち向いた。やばい。来る。


「おい、そこのボケっとしてる変人。」



「は?変人?お前だろ。迷子になった変人が。」



「アホか。誰が迷子なんかなるかよ。」



「だったらなんなんだ。迷子か?それとも迷子?」



「お前初対面なのにすっげぇうぜぇんだな。そして、選択肢が迷子しかない。」



「初対面に変人って言う奴もうざいけどな。」



あー、めんどくせー。
早く終わんないかなー。



サボりたいし。




屋上どんなんか見てみたいし。