そこには、女が2人ベンチに座っていた 腰まである黒い髪に、少しつり上がった目。 確かに美人だ。 きっと こっちが美女のほうだろう。 俺はそう考えながら となりのもう1人のほうに目を向けた ズギュンっっ そんな馬鹿みてぇーな効果音が 俺の中で鳴ったような気がした いや、完全に。 だってソイツは すげー 「かわいい…」 無意識に出た言葉 そー呟かずにはいられなかった。 そう、 俺は 一目惚れしたのだ。