「行った…良かった…」

「良かったって、何が?こんな姿見られなくてって意味?」

「なっ!?」



そこで、自分が抱き締められている事に気付き、嘉耶は慌てて不破から離れる。

それと同時に、はだけた制服を正す。



「私、もう帰るから…!」



嘉耶は不和を置いて立ち上がった。