昨日のことをゆっくり話した
道で黒瀬君に会ったこと
でぶなんて気にしてることを
いわれたこと
裏では口が悪いこと
それと
私が黒瀬君のことが気になってたこと
ホントは好きになってから言おうとおもってたんだけどね
でも言わなくてよかったよ
私が思ってるようなヒトなんかじゃ、なかったんだから
話し終えると
美紅は大きい目をさらに開いていた
だよねー そうなるよね
私でもそうなるよ
「唯香にもやっと好きな人が!
そんなの早く教えてくれちゃってよね」
はい?美紅〜⁈
驚くとこ違うってば
しかも声デカイし
「美紅ってば、驚くとこそこ⁈
黒瀬君は口が悪かったんだよ
人が気にしてることをズバズバと…」
小声で言った
もう美紅のさっきの声で少し注目集まっちゃってるし
私は美紅の手をひいて、屋上へ向かった