それだけいい残すと
行ってしまった
私はしばらく立ち尽くしていた
ちょっとストップー
アタマがついていけてない
いったん整理しよ
さっき声をかけてきたのが黒瀬君
それで 黒瀬君は勉強できて、優しくて
カッコよくて、私が気になってる人で
カッコいいってのは私が思いつづてけるからかもね…
でも、クラスで3番以内には入ると思うんだけどね?
で、その人は口が悪いと…
よし、まとまった
「ってこんなことしてる場合じゃない」
とにかく
帰ろ
家に帰ってから、ずっと黒瀬君のことを考えてしまった
ほんと、私なんかしたっけなぁ
いや、なんもしてない
まず あんなに話したことないし
あ、今日のも会話にはいらないか
もちろんあんなので泣くことはない
ああいう人だったんだ
という幻滅くらい
私は悪くないんだ
でも、でぶなんかじゃなければ…