黒瀬君はこういう人

はじめからわかってた…

話したときから悪口ばっかで、でも話してから気づいた優しいとこもあった


悪口はいらっときたけどいつも軽く
流してた


私は鈍感なほうじゃないからわかる


私は黒瀬君が好きなんだ…

だからいつもの悪口を笑ってごまかせなかったんだ



あの日、道で会うまでは黒瀬君が
気になっていた


今は違う
はっきり好きだよ…




気づいた想い

それでも私は伝えない



ふつう、裏の顔なんてシークレットなものは隠すはずだから

私を女子としてみてた場合だけど…


私はそんな恋愛対象としてもみられてもらえてない…



告白する前から答えなんて分かってるよ





午後の授業


でられない…

私がサボることになるなんてね
だって涙が、とまらないよ


私は屋上へ向かった




運よくだれもいなかった

よかった、他にサボってる人いなくて

グラウンドを見渡せるところに腰を下ろした


ふぅー

私は涙をとめようと深呼吸


黒瀬君、面白がって私といたとしても
それでも私は幸せでした

毎日昼休みが楽しみだった


お菓子のことバラして言いから

私はあなたをみると涙がでるかもしれないから
今まで通り冗談を笑ってながせる自信がないから

一緒に過ごした最後の昼休みにさせて
もらうね