デブやめますから!

*自習室で*

いつものように2人分のお弁当持って

いつもより軽い足どりで



黒瀬君のいる自習室へ
戸を開けた



「久しぶり!」
まずは挨拶だよね!



「あぁ、久しぶり」

声聞けて嬉しい…
あれ、こんなこと思うのって変だよね


「はい、弁当っと」

「久しぶりだな、おまえの弁当
うまいからな」





ドキッ━・━・━・━・



やっぱ私おかしい
ドキドキしてるもん


あ、アレ?そーいえば
私が痩せたことにふれてこない

食べるふりしてじーっと見つめてたら
目があった


でもすぐに逸らされる

ヤバイ、なんか涙でてきた
すぐに食べかけの弁当を片付けて走った




泣いてるのは見られたくない


でも戸を開けるまえに捕まえられた

そして顔をぐいっと近づけられて








「やっ、山名 痩せた?しかも
泣いてる…?」



山名と言うのは私の名字で

でも今はそんなことどうでもよくて




涙がこぼれた

痩せたことに気づかれたんだから泣かなくていいはずなのに






「とりあえず座って」




おとなしく座った


「なんで泣いた?」

それは…目を逸らされたからに決まってるでしょ



なんて言えず



「…泣いてない」 強がった



「ふーん、本当は?」

ふーんって納得したんじゃないなら使わないでよ


「…目を逸らしてばっかだから…」

ウソは通じないと思い、かすれた声で
言った

でも聞こえてたようで

「ごめん」

そう言って私の顔とくっつきそうなくら
いの距離に顔を近づけてきた