「ううん、ぜんぜん!」


それから美紅と少し話した

「美紅、大好き!
かばってくれてありがと」



「私は本当のこといっただけだし!

唯香は遠慮せずにしっかり言いなさい
わかった?」


「うん」


美紅はみんなから心配されるほど好かれ
てる

いい友達ばかりだね!







黒瀬君とのこと感づかれてたな

バレたら女子を敵にまわすかも…



ー昼休みー


あいかわらず残さず弁当を食べてくれ
てる


「やっぱ うめぇ お前のももらうぞ」

あっ 私の弁当‼︎


「その卵焼き好きだったのに…」



「おまえは食べすぎて太るからな」

ーーーー あえてスルー 笑







昼休みを一緒に過ごして気づいた


裏の顔をみても

私は黒瀬君がやっぱり気になる…!



でも私みたいなデブと付き合ってくれる人なんてなかなかいないよ…


黒瀬君ともだいぶ話せるようになったし
ここは1度聞いてみよう

「黒瀬君って誰か好きな人って
いないの?」




「ん…!?ごっほ、ごほ

何だよ、急に」



この慌てっぷりはいそうだね…

「モテるのにそういうウワサを聞かない
からさ…?」


私は続けて

「だってモテる人は付き合ったときも
別れたときも、ウワサ聞くのに

黒瀬君はそのどっちもないからなーって思ってね」



「なんだ、そーいうことかよ」

そう言った彼は なぜか少し残念そうに
みえた