次の日
学校へむかう足どりが重かった
席へつくなり
彼を探した
席は前から3番めで窓側だ
私の席は1番後ろの窓側だから
いつでも見ることが可能だ
あっ もういたんだ
静かに本を読んでいた
ほんと表の顔は王子様って感じなん
だけどなぁ
美紅にも話したかったんだけど
まだ来てないや
そのまま授業を受け、1限と2限の間の
休み時間に
「美紅〜ゴメン
今日昼休み一緒にいれない
詳しくは電話するから!」
「わかったよ
黒瀬君が関係してんでしょ?」
「すっごい!どーしてわかったの?」
美紅ってばほんとにすごいなぁ
「唯香のことはお見通しなんだからっ」
へぇーっと感心してたら
「ほらっ、休み時間終わるよ」
って言われたから急いで席へ
午前の授業が終わり
昼休みに