一途につくす執事


剱水の気持ち~

パーティーで物凄いものを見た。

王子からの付き合いの申し出に「お断りします」と冷たく、強く言ったからだ。

正直、笑いをこらえるのが大変だった。


その夜、星を見ていた咲羅に声をかけた。
すると、また物凄いことを言い出した。

敬語を使うなとか言うのだ。
さすがに名前を呼ぶと、怒るだろう。そこで、“陰陽師”と呼ぶことにした。


咲羅がなぜそこまで他人に対して心を閉ざしてるのか聞いた。

「陰陽師って、表はツンツンしてるよな。」

咲羅はほっといてと言ったが、なぜか聞きたいという気持ちが抑えられずに聞くと、

「だから……」

こっちを向いた

「……!!!!!」

うわっ。俺、こんな近くにいたっけ?//

心臓がはやくなるのを感じ、たえられずに、聞くのをやめた。