「あの...大丈夫?大丈夫なわけないよ、な...」



顔を上げると、キレイな栗色の髪の毛をした人が顔を覗き込んでいた





あたしの周りだけ雨がやんだ理由はこの人が傘をさしてくれてたからだ





中腰になっていたが、その人は長身のせいかそれでも大きい





『大丈夫。ですから...』




全然大丈夫なわけないけど、他人に迷惑をかける事はできないからそう答えた