――翌日。

「おはよぅ」

私は、被害者ぶって小さく挨拶をする。

「麗華、大丈夫だったの!?ひどいよね、琴梨。やりすぎだよ」

親友の、杏奈が、心配してくれた。

まず、一人目。

さぁ、次は誰?

「麗華ぁ、大丈夫なの?結構傷ひどくない??」

葵。

これで、二人目。

なんて、数えるうちに、琴梨以外、味方についてしまった。

琴梨は、大人しく席に座って、俯いている。

どういう処分が下ったのかしら。

・・・待って!!