「出来れば、もう学校行きたいんだけどね」

「無理しちゃアカンで」

「分かってるよ、達樹」

もう私たちは、「クン」や「ちゃん」と言わなくなった。

だって、もう仲間だもん。

「じゃあ、琴梨の退院祝いに、パーっとカラオケ行かない?」

私は提案した。

「いいねぇ。どーせ今日なにも予定ないし?」

「杏奈は、彼氏と約束なし?」

「うん、まぁね」

杏奈は頷く。

「じゃ、けってーーーーい★」