「何が、言いたいの?」

「今からでも・・・・なれるよ」

「何が?」

「『仲間』に」

琴梨の顔が、一変した。

驚いている顔って方がしっくりくる。

「な、何を根拠に!」

「だって、私ら3人とも、もう琴梨の事敵だとは思ってないし!」

杏奈も、達樹も・・・・・。

「う、嘘よ・・・・・・」

「嘘じゃないよ。嘘だったら、こんな事言いたくないもん」

私は、「ねっ?」と、手を差し出した。

琴梨は、ゆっくりと手を出す。

そして・・・・

琴梨と私の、手が繋がった・・・・・・・・・