復讐~いじめ~

と、無理矢理につれていく。

つれてったのは、教室から、あんまり離れていない非常階段。

「さぁて、話なんですけど・・・」

杏奈は、くいっとあごで指示した。

その合図とともに、男子が、琴梨の体を押さえつける。

「何よ・・・!?」

「黙れよ!」

と、大声を出す。

私は、耳で聞きながら、先生が来ないか、見張る。

「じゃあ、どうしようっかなぁ」

と、杏奈が、言う。

「何する気よ」

意外と、虚勢を張る琴梨。