・・・・・・・・。 目の前が真っ暗になった。 琴梨が救急車で運ばれていくのを、私はただ見ているだけだった。 あの時、止めていれば・・・。 こんなことには・・・。 たとえ敵でも、同じクラスメートだったから・・・・。 ・・・死んでほしくない・・・。 「琴梨・・・・何で・・・・・」 杏奈が言った。 「俺が・・・悪いんだ」 「え?」 「俺が、琴梨を裏切ったせいで―――・・・!」 健一の瞳から、大粒の涙がこぼれていた。