異次元バスでGO!

ふわふわゆっくりとおりてくる、宇宙服の無機質な白。

顔が見えるはずのガラスがはまった部分は、黒く光るばかりで、いつまで経っても顔が見えない。


黒いガラスが、顔の見えない宇宙服を着たものが、スローモションで近づいてくる。


佑香は喘ぐように息をしながら、そこに顔が見えることを必死に願った。

なんでもいい、なんでもいいから、あれがとにかく人間だという証拠が欲しかった。


全身が、汗でびっしょりと濡れる。


 じりじりと迫りくる黒いガラス。それが目の前をうめつくしたとき、佑香達は絶叫した。