「ほんと、ふぅはけんやとラブラブ だよね〜。」 繭はあたしの隣で頬杖をつきながら 羨ましそうに見つめる。 「なーに言ってんの!まゆにも ちゃんといるでしょー!」 「そうだけどさー、それとこれとは 別の話でしょ〜!」 ちゃんとまゆにも彼氏がいます。 ちょっとツンデレすぎるのは 難点だけど、まゆのことを大切に してるのはとっても伝わってくる から誰もなんにも言わない。 「あ!あんたも優斗くん来たよ〜!」 まゆのその声で教室の扉に 目を向けると優斗の姿があった。