あの後、俺は叔父さんに頭を下げられ断れず女の子と一緒に暮らす事になった。
「ここが俺の借りてるアパートだよ。えっと…あの…ちょっと待っててくれる?少し片付けてくるから!!!!」
いきなり女の子と住むとか感情教えるとかで忘れてたけど…!これは…!いくら同じ学校じゃなくても見せられねぇ…汗

「ごめんね〜お待たせ〜どうぞ〜」
焦りのせいか語尾を変に伸ばしてしまった……はぁー…

こんなんで大丈夫なのかなー…
そもそも感情なくても女の子だしな……嫌とかわかんなくても俺の理性が心配だな……

「これ…イス…?」

可愛らしい今にも消えてしまいそうな声がかすかに聞こえた。


その時、初めて俺は声を聞いた。