根拠のない「だいじょうぶ」にこれほど自信を持てたことはなかった。 「よし、ごはん作ろう」 蒼太くんが立ち上がって、 あたしも立ち上がる。 夜8時。 朝まではまだまだ遠いけど、 蒼太くんは誰よりもなによりも強く、スキの証をくれたんだ。