キスしてください。



落ち着くと、


視界が急にぼやけてくる。





「花梨、眠い?」



「んー…ちょっと…だけー」




「いいよ、寝ても」



「やだ…蒼太くん一緒なのに…」





そう言いながらも視界はかなりブラック。



蒼太くんが逃げないようにTシャツをギュっと掴むと同時に、あたしは眠りに落ちた。