蒼太くんは、ちょっとだけ笑って、ベッドのはしっこを叩いた。 「ここ、おいで」 座ったら、左手がぐいっと引っ張られてキレイに体が半回転。 もれなく蒼太くんが目の前。 神様、心臓が危ないですけどいかがいたしましょう。 「ほんとは嫌なんだけど」 「へ?」 「だって俺の方が背低いんだぜ」 「気にしてないけど」 「俺は気にすんだよ」