「オレお前が好きだ」
オレはこの『好きだ』っていうこの気持ちを
一番好きになった女に伝えたい。
そして、今のオレにはもう好きなやつがいる。
そいつの名前は:宮野七音(みやの どれみ)
名前に七音と入っているだけに、
オレ達の学校の中でも音楽関係は
群を抜いてうまい。
更に、頭もよく、スタイルもいい、
弱点のないやつだ。
そんな七音はかなり静かで大人しい。
それに比べてオレは学年でもかなりうるさい。
だが、そんなオレみたいなわんぱく坊主が
彼女をみると、緊張してしまう。
この心の奥からでる恥ずかしいという
この気持ちはなんなんだろう……