「まさか覚えてくれてると思わなかった」 ボソッとつぶやいたその声はあまりにも小さくて聞き逃しそうだった。 覚えてくれてる? 「夏木悠斗!覚えてたの!?」 「はぁ?何が?」 「だから!あたしがお菓子を夏木悠斗のために作って来るって!」 あたしがそう言うと小さくため息をついた。 「あたりまえだろ。てゆうか俺の方が忘れてると思って聞かなかったんだから」