「票なんかいつとったんですか?」



「初が休んでる時」



書類に目を通しながらめんどくさそうに答える智果。



あたし休んだ時なんかあったっけ?



・・・あぁ!2週間前にアイス食べ過ぎてお腹壊した時か!



あの時はなかなか治らなくて3日も休んだんだよね・・・。



「もー、桃が、1人で初ちゃんの分の仕事やったんだからね!」



拗ねたように頬を膨らます桃。



何してもやっぱり可愛いよねー。



って、そんなのどうでもよくて!



「あたしは絶対反対なの!」



「はぁ、初はもう諦めなさい!これは学校で決まったことなんだからあんたがいくら反対してもなくなることはないんだから!」



「・・・分かった」



智果の一喝でこの文化祭に賛成するしかなかった。