「んじゃ、今日はこれで解散。次の会議までまとめてきてね」



あれから数十分文化祭の流れの説明を聞いて解散になった。



はぁ、あたし資料まとめるの苦手なんだよなー。



とぼとぼと歩いてると背中をぽんっと叩かれた。



「初は暗すぎ!よかったじゃん!運命の王子様に出会えて」



ニコニコしながら智果が言った。



「よくないしっ!てゆうか、運命の王子様じゃないし!」



「なんだー、初が久しぶりに恋すると思ったんだけどなー・・・まぁ、これから何があるかわかんないしね!」



だから好きじゃないのに・・・。



「好きなら早く思い伝えないと!夏木悠斗は皆にモテまくりなんだから!」