「初に早く、会いたいから・・・」




「えっ!?」




予想外の答えに体の温度が上昇する。




ぽかんっと固まってるあたしを真剣な眼差しで見てくる。




「・・・ふっ、嘘だよ。ばーか」




数秒の沈黙の後意地悪そうに笑いながらそう言われる。




「なっ!!」




本気で信じてしまった恥ずかしさにまた体の温度が上昇してきた。




もう、騙すなんて、本当にありえないんだから!!




プンプンしてると悠斗が呆れたように笑った。




「初って、ほんと騙されやすいよな。
見ててほんと飽きない」




あたしの顔を覗き込んでくる。




「それ、褒めてんの?貶してるの?」




少し睨みながら聞く。




「褒めてんだよ」




あたしの頭をくしゃくしゃと撫でる。




まぁ、褒めてくれてるならいいや。