初side




あたしは目の前の光景に驚く。



だってさ、昨日のあいつが座ってるんだもん!



「あっ、あんた昨日の!」


あたしは思わず声を上げた。




すると戸惑ってるあたしに笑みをこぼし歩いてきた。



「お前、またギャーギャー騒ぐのか?昨日助けてもらったくせに」



「なっ!それは昨日ごめんって言ったでしょ!」



もー!この状況昨日とほぼ一緒じゃん!




「うるさいな。また昨日みたいなことするぞ」



「ちょっと!その言い方誤解されるでしょ!?」



またあまりにも整った顔が近づいてきたのであたしは赤面してしまった。



もー!悔しい!!こんな男に赤面だなんて!