ふいっとそっぽを向きオムライスをかきこむ。




カラ元気なんて自分では当たり前になってきてる。




文化祭本番が明日なのにあたしのせいで失敗になんてしたくないし、何より楽しみにしてた。




だから、カラ元気でもなんでもいいから文化祭が終るまであたしはこのままでいるって決めた。




「てゆうか、もう時間じゃない?
初、メイドカフェの手伝い行くんじゃなかったの?」




「・・・あっ、そうだった!!」




ふと腕時計を見ると約束時間の5分前。




「んじゃ、あたし行くねっ!」




「あっ、いいよ。あたし片付けといてあげる」




食器ののったプレートを片付けようとしてたところを智果に止められる。




「ありがと、智果!」




「頑張ってねー」