初サイド




「このオムライス美味しっー!」





これで3皿目のオムライス。



「もう、そんなに食べてお腹壊したって知らないよ?

明日は文化祭本番なんだからね。
体力つけるのはいいけどさぁ」




困ったようにあたしを見る智果。




「いいの!朝から準備でお腹空いてるんだから!」




今は、智果と一緒に食堂に来てお昼ご飯を食べてる。




今日は文化祭本番前ということで朝から準備で慌ただしかった。




「まったく、全部カラ元気なんだろうけど」




「・・・んぐっ・・」




その言葉にぐっと喉が詰まる。




やっぱり、智果にはバレてる。




「朝から いろんなめんどくさい仕事受け持ってさ、まったくほんと馬鹿だよね」




「なっ、馬鹿なんじゃないもん!好きでやってるんだからいいんだもん」