「どうゆうこと!?今年の文化祭は男女合同で行うって!」



「ちょっと!落ち着きなさいって初!」




勢いのままに立ち上がるとぐいっとまた無理やり椅子に座らされた。



パァと上を見ると智果が眉間にしわを寄せていた。



あたしをなだめる女の子が織田智果(おだともか)。




髪はショートカットで背も高いクールな美人さん。



サバサバした性格がたまに傷なんだけどね。



「だって、毎年別々だったのにどうして
今年からなの!?」




「しょーがないでしょ、男子の方からの提案なんだから」




「だけどっ!あたしが男嫌いなの知ってるよね!?」




「まぁまぁ、初ちゃんそんなカリカリしないで。とりあえずこれ飲んで、はい」