初サイド 「・・・ただいま」 悠斗とお別れを言ってから自分がどうやって寮の部屋まで帰ってきたか、分からない。 ただ、わかってるのは心にぽっかりと空いた穴があることだけ。 「初?どうかしたの?」 あたしの異変に気付いたのか智果が優しく声をかけてきた。 あたしが、ばっと顔を上げると智果が目を見開いて歩み寄ってくる。 「どうしたのっ!?」