中学3年生・・・。
確かに桃はあたしと智果に好きな人がてきたってよく相談されてた。
桃はあたしの考えてることを読み取ったようだった。
「初ちゃんと智果ちゃんにはよく相談してたよね。2人とも親身になって考えてくれて嬉しかった。
・・・でも、綺麗事じゃ付き合えないことが分かったの」
「えっ・・・」
桃の顔を見つめてると笑ってた顔が一瞬にいて消え、あたしのことをギロッと睨む。
「あたしは、3年生の冬。悠斗君に告白して振られた。もちろん、手紙だったし、喋ったことなんてなかったからあっちは覚えてるわけがない。
でも、あたしは諦められなかった。そのために永遠君を使ったの。
・・・もちろん、悠斗君に近づくためにね」
「そんなっ!」
あたしは思わず声を上げてしまった。
信じられない、あんなに永遠君、永遠君って騒いでた桃なのに・・・。


