あの手紙も・・・あの写真も・・全部、全部・・・。




「・・・全部、桃がやったの・・?」




そう聞いた瞬間あたしたちの中に風がブワッと吹く。




その瞬間桃の口がゆっくりと動いた。




「・・・・そうだよ。初ちゃん」




桃とは似ても似つかない悪魔のような笑みを浮かべて近づいてくる。




「全部、全部、あたしのしたことだよ。悠斗君を手に入れるための・・・」




「・・・・えっ?」




自分のことを桃って呼ぶ桃とは全く違くて、背筋が凍る。