その言葉がジーンと胸に響く。 「ありがとう。智果・・・」 「親友なんだから当たり前でしょ!」 智果らしい笑顔であたしの背中を叩いた。 やっぱり、智果のパンチは強いや。 ジンジンする背中をさすりながら、あたしの心からふわっと鉛のようなものが取れた気がした。 絶対に譲らないんだから! そう小さく呟いた。 ー**** 「・・・・おそいなぁ」 お昼休みにと書いてあったから来てみたけど遅すぎる。