「江ノ沢さん!」 寮の玄関に入ると寮の管理人のおばさんが手招きをしてる。 ん?なにかあったのかな? 靴を脱ぎ、おばさんの元に歩いていく。 「これ、江ノ沢さん宛にって」 そう言われ受け取ったのが何も書いていない真っ白な封筒。 何も書いてないだなんて変な手紙。 誰からだろう? お母さんじゃないだろうし・・・。 「それ、名前も住所も書いてないのよ。 あたしがいなかった時に置いていったみたいで、直接受け取ってないし・・」