係員さんの声が聞こえて観覧車を降りる。 「帰るか・・・」 「・・・ぅん」 いつもの返事なんて出来なくて聞こえるかどうかわからない返事をする。 寮に帰る時だってずっと無言のままだつた。 「はぁ、どうしょ・・・」 自分の部屋に戻り鏡を見ながらため息をつく。 未だに残ってるキスの感触。 好きな人とのキスなのに本当は嬉しいはずなのに・・・。 「・・・もーっ!」 勢いよくベットに倒れこんだ。