「待てよ」



「離してっ!」



パシッと掴まれた腕を振り払おうとしたけどやっぱり男の力には勝てないみたい。



あたしは掴んでるそいつを睨みつけた。



「なによ!」



「お前、助けてもらった人にお礼も言えないのか?」



ニヤニヤしながら顔を近づいてきてきた。



もー!本当にムカつくんだから!!



「助けてくれて、ありがとうございました!//それじゃ!//」


もー、なんなのあの人!!




デリカシーってもんが足りないんだから!!




でも、何回忘れようとしたってつい考えちゃって、モヤモヤしたままあたしは眠りについた。